国土の22%を誇る広大な北海道は、都市間の距離も長大です。
この記事では、札幌を中心として、
・道内における、札幌⇔各主要都市の距離
・車で「一般道/高速道」を走行した場合の時間
・高速道で、所要時間をどれくらい短縮できるか
を、紹介しています。
それではいきましょう!
【一般道】札幌⇔各主要都市の距離と時間
まずは、札幌から地方主要都市の「距離」と、車で走行した場合の「時間」を、1枚の画像にまとめましたのでご覧ください。
条件:車/一般道/起点終点は各役所/距離の値はおおよそ
出典:Google Map
文字で一覧にしますと、
札幌⇔旭川 約130km 2時間44分
札幌⇔北見 約286km 5時間34分
札幌⇔釧路 約322km 6時間05分
札幌⇔帯広 約201km 3時間58分
札幌⇔函館 約246km 4時間50分
となります。
特筆すべきは釧路です。片道6時間となれば休憩は避けられないので、丸一日を移動で使うことになるでしょう。
なお、都市の選定につきましては「北海道6分割」を用いました。北海道の主要都市につきましては以下のリンクにまとめていますので、ぜひご覧ください!
【高速道路】札幌⇔各主要都市の距離と時間
先ほどと同じように、高速道路バージョンで画像化しますと、
このようになります(条件・出典は一般道と同様)。
旭川は2時間切り、函館・北見・釧路はそれぞれ4時間程度となり、所要時間が大幅に短縮されることが分かりました。
【所要時間の比較】一般道路 vs 高速道路
数字だけ並べると分かりづらいので、グラフ化して所要時間を比較します。
<各指標>
縦軸:時分、横軸:各地方都市
青色:一般道路、橙色:高速道路
高速道路を使用した場合、一般道路に比べて、所要時間がおおむね30%短縮されます。
具体的な短縮率は以下の通りです。
高速道路を使用した場合における所要時間の短縮率
札幌⇔旭川 34.1%
札幌⇔北見 26.0%
札幌⇔釧路 31.2%
札幌⇔帯広 31.1%
札幌⇔函館 14.8%
札幌⇔函館間は高速道路が回り道となるため、約15%ほどの短縮となっております(一般道路は中山峠ルートでした)。逆に最も短縮率が高いのは、札幌⇔旭川間でした。
まとめ
札幌から各地方都市への所要時間をご覧いただきました。
この結果から言えることを列挙しつつ、まとめていきます。
日帰り旅行は、行けても札幌⇔旭川まで
札幌⇔旭川間ですら下道2時間半以上かかることを考えますと、この時点で日帰り旅行はかなりきついことが分かります。
1日の起きている時間を、往復6時間近く移動に費やすのはもったいないですからね。
高速道路を使用すれば片道2時間を切ることが可能ですので、例えば旭山動物園に行くことなども視野に入ります(旭川中心部から旭山動物園まで片道20分あります)。
札幌⇔北見・釧路・函館は、2泊以上を推奨
高速道路を使用しても片道4時間以上かかる目的地は、移動日を設ける必要が出てきます。二泊三日ならば、初日と最終日を移動日にして、余裕のある旅行を楽しむことができるでしょう。
特に北見・釧路は、市の中心部から離れたところに有名観光地があるエリアですから、なおさら移動時間に対して余裕を持つべきです。
目的に応じて、他の交通機関も検討
当記事で紹介したすべてのエリアに鉄道・空港が存在しますので、目的に応じた交通機関の選択を検討すべきです。駅前だけに用事がある移動なら、高速道路と互角の鉄道を推奨します。釧路エリア・北見エリアにおいては航空機の選択も視野に入ります。
あるいは、鉄道+レンタカー、航空機+レンタカーといった組み合わせで旅をするのも面白いです。
以上になります。精読いただきありがとうございました!